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2014.7.20.更新

 

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次回定例会のご案内  (終了しました)
 

   定例会 『第81回 大阪QOLの会』 

日時
2014年 6月28日 (第4土曜日 
テーマ

「医療否定本に殺されないために」

場所
大阪府済生会中津病院 南棟 2階講堂 (地図
スケジュール
午後 2時〜3時
【患者会】

大阪QOLの会の世話人がなかに入り、皆様といっしょに不安や悩みを相談したり話し合うひとときを持ちましよう。ご家族の方もいっしょに参加できます。また、ご家族のみの参加もOKです。

乳がん治療やがん医療に携わる医療世話人看護師がグループの中に入ります。
患者世話人とともに普段の生活や治療の不安など医師には尋ねにくい問題などを相談することができます。

 

午後 3時〜

質問コーナー

参加者からの質問に直接答えます。
会場入り口に質問用紙も用意しています。


午後 3時半〜

【講演会】

「医療否定本に殺されないために」

講師: 長尾和宏先生(長尾クリニツク院長)

 「「医療否定本」に殺されないための48の真実」の著者である長尾先生から 医療否定本に惑わされないためにすべきことをお話していただきます。

会場の都合により、入場は当日先着100名の方に限らせていただきます

乳がん患者さんのための講演です。
入場は「乳がん患者さんとそのご家族(同伴の友人は可)」に限らせていただきます。男性おひとりでの参加もご遠慮ください。

 

長尾和宏先生(長尾クリニツク院長)

 

 

【医療否定本に惑わされないために 講演のご報告と感想】

梅雨時曇りの一日、今回はベストセラー著書多数の長尾先生の講演!
リピーターの方も初参加の方も多くいらっしゃいました。

長尾先生からのメッセージ・・

「患者よもっと賢くなれ!」→本当の意味での自己決定 (IC:informed consent)
「医師よもっと寄り添え!」→語り合い、理解しあう医療へ(NBM:Narrrative based medicine)

この力強い言葉が心に響く、いくつものお話が展開されました。

 

『「医療否定本」に殺されないための48の真実 - "がん放置療法"で後悔する前に、必ず読んでください。』より、

多くの固形がんについて「早期発見、治療」は本当である。
メディアにより、異論・極論が囃され取り上げられているため、
「本当のこと」を見失ったらどうなるのか?

 

そこで、『迷っている方、必読の書「抗がん剤が効く人、効かない人」』より、

化学療法、いわゆる抗がん剤を「受ける権利」がある。
極論をカルト信者のように妄信してはいけない。
現在は、効果を事前に予測できる抗がん剤を使い、
かつては非常に厳しい状況とされた末期がんにも「著効」することが
可能になってきました。

 

そして、『抗がん剤 10の「やめどき」 - 大切なのは、やる・やらないではなく、いつ、やめるか?』

がん専門医は、ギリギリまで抗がん剤治療を続けることがある。
正しい知識を持ち、納得できる医療を受ける大切さについて、
ストーリーは続きます。

遺伝子検査で合う薬が分かってきた!

しかし、近年の遺伝子検査での更なる個別化は、差別や優生思想につながる紙一重のものでもあり、「あなたは若年性アルツハイマーに罹患する可能性を 『今、知りたいですか?』」など、難題に直面します。

一方、癌幹細胞を標的とした「がん幹細胞療法」が研究され、
また違った治療法が開発される日が来ると予想されますが・・・

やはり、現代の時点での真実は「極論と極論の間、すなわち中庸にある」
個々に合った病気との付き合い方にあるようです。

最後に、安心して「今」を生きるために。

がん患者と病院をコミカルに描いた伊丹十三 脚本監督『大病人』(1993)からの一部より、患者と医療のあり方について話が進みます。

WHOの定める「緩和医療」とは、生命を脅かす疾患による問題に直面する患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的、心理的、社会的な問題、さらにスピリチュアル(宗教的、哲学的なこころや精神、霊魂、魂)な問題を早期に発見し、的確な評価と処置を行うことによって、 苦痛を予防したり和らげることで、QOL(人生の質、生活の質)を改善する行為である。

患者会名である「大阪QOLの会」に合わせたテーマ!

『町医者と大病院の賢い使い分け方

「大病院信仰」どこまで続けますか

「人間・生活」を診る「かかりつけ医」の見つけ方』

在宅医療について、幸せについて、色々と考える機会になりました。

内容盛りだくさん!あっという間の講演でした。

事実と仮説が混沌とした情報が多いこの時世、情報を選り分け、
最新の「がんの基礎知識」を学び、賢い患者でありたいものです。

(患者ボランティア:abe)

 

 

【患者会のご報告】

6月28日に行われた患者会は、

前半のグループトークに40名以上、後半の長尾和宏先生をお迎えしての講演会には65名と梅雨曇りにもかかわらず、大勢の方々にご参加頂きました。
今回は、初参加の方、30代〜40代、50代〜60代、70代以上など6つのグループに分かれ、そこに私たち患者世話人、看護師、そして看護を学ぶ学生3名が加わって、約1時間のグループトークを行ないました。

30代〜40代の若い世代のグループでは「全摘後の再建に対する不満や不安について」、

50代〜60代の方は「抗がん剤やホルモン剤の副作用について」、

70代以上の方々は「再発に対する不安やこれからの食事について」、

初参加の方々は「治療が落ち着いてからの不安、気分の落ち込みを乗り越えたい」などの悩みを話されました。

それぞれの悩みに参加者の方々からのアドバイスもあり初参加の方より「患者会に出ることで勇気をもらいました」との感想を頂きました。

また、初めて参加した看護学科の学生からは「皆さん色んな悩みを抱えていらっしゃるのがよくわかった。これからの学びや看護に活かしていきたい」との感想もありました。

患者会ではこのように、毎回グループでお話しする機会を設けております。

若い世代の方、これから治療を始められる方はもちろん、治療が落ち着いて元気に過ごされている方にも、ぜひ参加して頂きたいと思っています。

(担当: Oda )

 



 

 
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