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2014.8.25. 更新

 

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主な活動/lecture

 

     第11回 なにわ乳がんを考える会 (終了しました)

 

 

『次世代をも見据えた乳がん診療』

乳がん診療に於いては、当事者の治療だけではなく、家族への配慮をしたり、次世代の同胞のことを考えて研究が行われたりします。
遺伝背景をどう理解するか、臨床試験のデータをどう解釈して、それを将来に生かしていくか。
それぞれの専門家を呼んでの講演会を企画しました。

大阪QOLの会の参加者はもちろん、他の病院や患者会に属している方でも特に制限はありません。事前の予約も不要ですので。お気軽に参加ください。

(会費は500円です)

 

日時
2014年 8月2日 (土)  
場所

梅田スカイビルタワーウェスト36階

内容

13:30  開場

14:00  
開会の挨拶  茶屋町ブレストクリニック 脇田 和幸

14:05 
教育講演  座長:大阪済生会中津病院  乳腺外科 古谷 義彦

「乳がんの遺伝性を考える 〜なぜアンジェリーナ・ジョリーさんは乳房切除したのか〜」

田村 智英子 先生

 認定遺伝カウンセラー(米国、日本)
  胎児クリニック東京 医療情報・遺伝カウンセリング室長
  順天堂大学医学部付属順天堂医院 遺伝相談外来

15:00
特別講演  座長:兵庫県立がんセンター 乳腺科 高尾 信太郎 

「がんに効く薬ができるまで 〜数々の試練を乗り越えた薬たち〜」

赤澤 宏平 先生

 新潟大学大学院医歯学総合研究科情報科学 統計学分野教授

16:25
閉会の挨拶  西田クリニック 西田 禎宏

詳しい案内は PDF をご覧ください

参加費
500円

田村 智英子 先生

 

 

赤澤 宏平 先生

 

 

「第11回 なにわ乳がんを考える会」

【ご報告と感想】

年一回の大会、梅田スカイビルタワー36階の眺望は雨で残念でしたが、
『次世代をも見据えた乳がん診療』について充実の講演でした。

 

教育講演
【乳がんの遺伝性を考える】 
〜なぜアンジェリーナ・ジョリーさんは乳房切除したのか〜

田村 智英子 先生 認定遺伝カウンセラー(米国、日本)
  胎児クリニック東京 医療情報・遺伝カウンセリング室長
  順天堂大学医学部付属順天堂医院 遺伝相談外来

米国の遺伝性乳がん卵巣がん専門外来の様子を交えながら、
「がん」に特化した遺伝カウンセリングの受け方について話が進みます。

もし、遺伝的ながん体質が分かった!という場合のフォローについて、
がん検診など、どのような調整をしてもらえるか?

そして、メディアを通じて「遺伝子検査であなたのがんリスクがわかります」といった
簡単な検査では、信頼性のおけるデータかどうか当てにならない・・

現在の遺伝子検査の現況を知る手掛かりを学ぶことができました。

乳がん卵巣がんにかかわる遺伝子(BRCA1、BRCA2)に変異があっても、
がんを発症しないケースがある理由は何か?

また、過去に乳がん卵巣がんにかかわる遺伝子(BRCA1、BRCA2)検査を受けていても
その当時の検査法により判断が変わる場合や、
他の乳がんにかかわる遺伝子(BRCA3、TP53)に変異がみられるケースもあるとのこと。

今後、さらに遺伝子について解明されていくことが分かりました。

「遺伝子カウンセリングとは、手段であってゴールではない。
  選択肢として利用できる体制が必要であるということ。」

さまざまな選択の在り方について、考える機会となりました。

 

特別講演
【がんに効く薬ができるまで 〜数々の試練を乗り越えた薬たち〜】

赤澤 宏平 先生 新潟大学大学院医歯学総合研究科情報科学 統計学分野教授

10,000個以上の薬の候補となった化合物から、やっと1つの医薬品が承認される。
その誕生のプロセスは10〜18年・費用は数百〜千億以上。

気の遠くなるような話です。

この薬の候補がヒトに投与される臨床試験についての説明と評価方法に
「医学統計」が必須であることや基礎知識の解説、
そして「診療ガイドライン」に記述された根拠:エビデンスレベルとは?
どのようなデータをどのように評価しているか?

試験のデザインやバイアスのかからない薬の有効性・安全性の評価方法について
評価尺度の取り方を知る機会となりました。

色々と定められた適格条件を満たし、臨床試験を受けるチャンスに恵まれ
新薬のデビューに関わることができれば・・と、思いました。

また、臨床試験のエビデンスを読むときの注意点として
「治療効果が得られなかった臨床試験の結果は、学術誌に採用されにくい」
パブリケーションバイアスという真実が広く知られないケースや、
生存率・無再発率・奏効率などはすべて確率であり、
個人の予測を決定づけるツールではないということ。

治療効果ばかりでなく、生活の質にも気を配るようにしましょう!とのお話は、
統計という四角四面なイメージから心和みました。

 

(患者ボランティア:abe)

 

 

 

 

 

 

 

 
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