日時 | 2025-02-15 |
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場所 | 大阪府済生会中津病院 西棟1階会議室 |
テーマ | 『変わってきている乳がんの治療をかしこく自分に取り入れましょう』 |
講師 | 辻サオリ 兵庫県立尼崎総合医療センター 乳がん看護認定看護師 |
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第131回大阪QOLの会 講演会の報告と感想
2月の講演は、辻サオリ先生による テーマ『変わってきている乳がんの治療をかしこく自分に取り入れましょう』、 乳がん治療中に起こる様々な副作用の対策についてでした。
中でも、予防することが大切なリンパ浮腫については、 兆候の見つけ方から、早めのケア方法など、 事前に知っておきたいことを、丁寧に教えていただきました。
そのほか多岐にわたる対策の中、特に印象に残ったのは、 初めて知るタイプの人工乳房や、白血球の値を上げる注射に関する話です。 少しでも治療の負担が軽くなるよう、新たな選択肢も増えていくんだなぁと感じました。
また、治療中の負担は費用面にも及びます。 高額医療費制度の申請を忘れずにして、 お住まいの自治体の支援もチェックしましょう、ということです。
自治体によってはウィッグや乳房補正下着、人工乳房などの購入に、申請すれば助成金が出るところもあり、 講演では、先生の勤務地、尼崎市の「がん患者アピアランスサポート」を例に説明がありました。 ちなみに、私も大阪市について調べたところ、同様の事業がR5年から開始されているとのこと。 購入後の申請期限があるかもしれないので、利用を検討される方は早めの確認をお勧めします。
辻先生ならではの気さくな雰囲気で、 実際のエピソードも混えたりと、わかりやすくお話しいただき、 参加者の皆さんと有意義な時間を共有できました。
患者世話人 Uenaka |