講演会(2015.2.14)のご報告/第84回『乳がんの遺伝子診断 再発リスクはどこまでわかるか?』

投稿日:2017年12月6日 更新日:

日時 2015-02-14
場所
テーマ 『乳がんの遺伝子診断 再発リスクはどこまでわかるか?』
講師
高尾信太郎 兵庫県立がんセンター 乳腺外科 部長

第84回大阪QOLの会 講演会の報告と感想

2015年2月14日は、今年度はじめての患者会でした。

今回の高尾信太郎先生の講演会は、

「乳がんの遺伝子診断ー再発リスクはどこまでわかるか?ー」。

 

乳がんを含む多くのがんは

「がん細胞にだけに起きる『体細胞変異』」で、

生活習慣病であるということ。

 

乳がんは現在 5 つのサブタイプに分けられていること。

 

そして、再発リスクは

遺伝子を用いた評価によって

化学療法 ( 抗がん剤 ) が必要かどうかを選択でき、

再発リスクは「 oncotype DX 」(約40万円)や

日本発の「 Curebest 95GC Breast 」(約20万円)で

調べることができる。

そして、中間リスクと評価された場合や、

より正確さを求める場合は

両方しらべると良いというお話。

 

また、米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが

乳房の切除・再建手術を受けたことで注目された乳がんの遺伝子

BRCA1. BRCA2 の変異陽性についてや、

将来は血液や尿からの代謝物からでも

乳がんの診断ができるような時代になること

などを詳しく教えて頂き

日進月歩の乳がん治療の現実を目の当たりにして

キラキラと希望の光が見えたような気持ちになりました。

そして、このような最新治療を勉強する機会が、

私たちにとって本当に大切な時間なんだと改めて実感できました。

(担当:oda)

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