講演会(2015.10.10)のご報告/第87回『人生備えあれば憂いなし~2025年問題から考える』

投稿日:2017年12月6日 更新日:

日時 2015-10-10
場所
テーマ 『人生備えあれば憂いなし~2025年問題から考える』
講師 鈴木久美  大阪医科大学看護学部教授 

第87回大阪QOLの会 講演会の報告と感想

さわやかな秋晴れの続く 10 月の 3 連休の初日、

運動会や小旅行などお出かけの方も多いかと心配しましたが、

盛況な患者会となりました。

 

10 月はピンクリボン月間で乳がん検診を推進する運動と

TV で活躍されているタレントさんが「乳がん」との公表が重なり、

乳腺外科は普段に増して大変ご多忙とのお話でした。

 

さて、今回のテーマ【 2025 年問題】とは?

 

まずは講師:鈴木久美先生(大阪医科大学看護学部)から

統計的な講演です。

 

10 年後「第一次ベビーブーム世代」が後期高齢者 (75 歳以上 ) となり、

高齢者が人口のおよそ 25 %となるということ。

 

そして高齢者の世帯およそ 7 割が

ひとり暮らし・高齢夫婦のみに達するということ。

 

現在『「がん」の死亡場所』の 8 割が病院だが、

「病院で死ぬ」ということが難しくなる。

 

いつか介護が必要になり、死に場所を考えておく。

 

どのように生きたいか?

漠然と「死ぬまで元気で生活していたい」という楽観ではいけない。

 

介護が必要となった時の本人と家族の希望に乖離が無いように

今から考え行動しなければ!

 

主な死因で「がん」は 1 位『 3 人に 1 人は「がん」で亡くなる』

 

余命が限られた場合の過ごし方

終末期の在宅医療が受けられるのか?

 

 

次に講師:藤本恭子先生(西宮市安井訪問看護センター)が

介護保険制度や具体的な事例について講演が続きます。

 

「親の介護」「自分の老後」

 

介護度の説明、利用できるサービス制度や施設、費用について…

 

要介護 ( 要支援 ) 認定まで申請から 1 ヶ月かかることや

費用の算定方法など、知るべき情報が多くありました。

 

楽観ばかりではいけない現実の問題として、

何が大切で、どうしたいか?

 

今、大切に思っていることや考え方が変化しても

その都度、主治医や家族と話し合い理解しあえるように

心がけたいと思いました。

 

 

質疑応答では治療や生活に関する様々な質問に

先生方の軽快な回答が繰り広げられました。

 

また、ここ最近の乳がん検診について、体格や個人差により、

検診で行うマンモグラフィーで検出できないタイプや

 

日本で多用されるエコー ( 超音波 ) 検査でも

画像描出が難しいケースが稀にあるということ

 

欧米ではエコー ( 超音波 ) 検査が乳がん検診に

有用とされていないということ

 

これは日本発の飲む抗がん剤「 TS-1] が

胃がんなど消化器がん、乳がん、肺がん、

次々に有効性が確認されているが、

欧米では継続して服用することが難しいとされていることなど

 

豊富な話題を聞く機会も患者会に参加してからこそだと思います。

 

(患者ボランティア: abe )

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