『第6回なにわ乳がんを考える会』(2009.8.8)のご報告と感想 

投稿日:2017年12月30日 更新日:

日時 2009-08-08
場所

第6回なにわ乳がんを考える会 の報告と感想

教育講演 『がん発生機構の新しい知見に基づく治療戦略の変化』
教育講演 講師 慶應義塾大学大学院医学研究科生理系専攻先端医科学 佐谷 秀行 教授

教育講演 『家族内乳がんとその対策』
特別講演 講師 リボン・ロゼ田中完児乳腺クリニック 田中 完児 院長

今回はやや基礎的な講演でした.ハンドアウトだけ見てもチンプンカンプンでしょうが,おそらく講演会に実際に参加された人はがんの本質がわかった(ような気分になった)ことでしょう。わかりやすく最先端の研究を講義していただきました。なんでもかんでも爆弾を投げるのではなく,親分(幹細胞)の居場所を狙うとかタイプ別の攻略法とか,テーラーメイド治療へ進みつつある方向性を示してもらいました。

遺伝とか家族性についても整理できたのではないかと思います。家族や親戚で,何人も乳がんになっていたり,かなり若い発症であったり,両側などの要因がある場合は,やはり気をつけて通常より早めに検診に心がけるべきでしょう。ところで家庭内で,あまり乳がんになったことにこだわったり”すまない”と思いすぎるのもどうかというメッセージもありました。
講演会の後,”やはり大阪のおばちゃんのパワーはすごい。医学生に講義する方がよっぽど気楽だった”と,おほめの?言葉をいただきました。
文責:脇田 2009/8/10

 

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