今回のミニ講演会は「がん治療と仕事を両立させるためのコツ 2」という内容で
淀川キリスト教病院 がん化学療法看護認定看護師 椎野 育恵先生から講演いただきました。
厚生労働省では第4期がん対策推進基本計画がすすめられ、
治療と仕事の両立支援の「ちりょうさ」という
可愛いイメージキャラクターと共に
がん患者と仕事を両立して社会的な損失を防ぐ動きの紹介がありました。
就労している20-69歳は全体の40.5%が「がんに罹患している」という事実と
がんの診断後20%退職・廃業されているが、
そのうちの半数以上が治療開始前に「がん」というショックで
退職・廃業されているとのことですが、
仕事を辞めてしまう前に『がん相談支援センター』などで相談して
高額療養費制度、医療費控除、傷病手当など使用できる
社会制度をフル活用することをすすめられていました。
また、乳がん患者が治療と仕事の両立する難しさと
乳がんサバイバーが仕事をつづけた思いについて具体的に解説され、
働く前に情報を整理して「働きたい」という気持ちで、
職場でのコミュニケーションも良好に保ちながら社会参加できることが
大切だと思いました。
よくあるQ&A紹介では、
体調・外見・働き方・家事・旅行に関する悩みについて色々な情報があり、
病気や年齢にかかわらず、多様な働き方が選択できるようになりつつある世の中で
これからの生活でも役立つヒントを得られた講演でした。
次回は4月6日(土曜日)にオンラインで開催します。
講演会の詳細は近日中にホームページに掲載する予定です♪
患者世話人 Abe
※お詫びと訂正
次回4月6日(土曜日)は淀川キリスト教病院3階会議室で開催します。