日時 | 2024-06-01 |
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場所 | 大阪府済生会中津病院 西棟1階会議室 |
テーマ | 『乳腺外科医が学んだ乳がんの統合医療』 |
講師 | 高尾信太郎(医師) 甲南医療センター 副院長 兼 乳腺外科 部長 |
第128回大阪QOLの会 講演会の報告と感想
3年ぶりに済生会中津病院で128回患者会が開催できました。 対面で話せることを祝うかのようにお天気にも恵まれ、25名もの方が出席くださいました。
今回の講演は高尾先生による「乳腺外科医が学んだ統合医療」。 「統合医療」??? 初めて耳にする言葉です。 簡単に言うと現代西洋医療に追加して、体に良いと言われている補完代替療法を組み合わせ、 生活の質を上げよう、というものらしいです。 補完代替療法(サプリメント・保健用食品・栄養機能食品・漢方・はり灸・アロマ他)が 乳がんの進行を抑えたり再発を予防する効果は、現在医学的に証明されていないそうです。 サプリメントなど簡単に入手でき、食事の代わりにしている方も多いかもしれません。 しかし、もしかすると口から摂るものは、薬の効果を減少させるかも・・・。
だから補完代替療法の使用にあたっては、正しい情報を得て、十分主治医と話し合って下さい。 との締めくくりでした。
補完代替療法のエビデンス(根拠)に基づいた情報は、次のサイトでご確認ください。 厚生労働省 「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」
新情報として腸内細菌叢と乳がんの係わりが報告されているようです。 食生活で乳がんが予防できるように、早急に研究が進んでくれることを望みます。
eiko |