第4回オンライン患者会(第112回大阪QOLの会)のご報告

投稿日:2021年7月8日 更新日:

日時 2021-06-05
場所 オンライン
参加人数 8人

第112回大阪QOLの会 患者会の報告と感想

6月の講演は

藤本恭子先生(緩和ケア認定看護師)による

『早期からの緩和ケア ーあなたらしく過ごすためにー』でした。

 

「緩和ケア」と聞くとまず終末期医療のことだけをイメージしがちですが、

実際、今の「緩和ケア」はどうなのかを丁寧に教えてくださいました。

 

現在の緩和ケアは

患者さんに起こる身体的な苦痛だけでなく、

社会的、精神的、人生観など、様々な心の苦痛もやわらげるのが目的で、

なので、がんと診断された時からケアを受けることができるのです。

 

例えば、「治療中も仕事を続けたいが、どうすればいいだろう..。」

というような悩みに対するサポートもケアの一つだと聞くと、

患者さんのQOLを高める役割も大きいと思い、

早期にケアすると効果も高いというのも、うなずけました。

 

 

特に関心を持ったのは、がん診療拠点病院の「緩和ケアチーム」のこと。

医師、看護師に加え薬剤師、ソーシャルワーカーなど様々な

専門スタッフで構成されているということです。

 

自分の状態を幅広く「わかってもらえる」、それは私たち患者にとっては大変ありがたく、

治療への安心感や「自分らしく過ごす」に近づけるのかな、と思います。

 

 

講演も終わりに近づき、

困難を自分一人で引き受けことは難しいもので、

そういう時は他人の力を借りてほしい…。

藤本先生の「患者さんの力になりたい」という思いを、

一人の患者として改めて心づよく感じました。

 

 

 

⭐︎「話すこと」もストレスを和らげるために重要だそうです。

患者会もぜひお役立てください!

 

次回もZOOM開催なので、ご自宅などからゆったりとご参加ください。

 

 

患者世話人 uenaka

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kbcog

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