日時 | 2023-04-01 |
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場所 | オンライン |
参加人数 | 14人 |
第14回大阪QOLの会 患者会の報告と感想
今回の講演は、茶屋町ブレストクリニック院長による 「乳がん診療ガイドラインの変更点」というテーマでした。
4年ぶりにガイドラインが全面改訂されたそうです。 ガイドラインは、治療編として総説、薬物療法、外科療法、放射線療法に、 疫学・診断編として疫学・予防、検診・画像診断、病理診断に分けられ、 科学的根拠に準じて、下記に分類されています。 BQ:標準治療として確立したもの CQ:判断に迷うテーマに対し、推奨の強さ FRQ:将来への課題
個々の治療の推奨の強さは、表現が変更されました。 旧A→今回1:行うことを強く推奨する 旧B→今回2:行うことを弱く推奨する 旧C→今回3:行わないことを弱く推奨する 旧D→今回4:行わないことを強く推奨する
今回、報告をまとめるにあたり、ガイドラインをインターネットで開きました。 疫学・予防の項目においては、例えば・・・・・喫煙・乳製品・コーヒー・ アルコール・運動・肥満・大豆などについてリスク増加のエビデンス(科学的根拠)が 記載されていました。 肥満はダメとわかってはいたけど、こんなにはっきり記載されると観念するしかありません。
ガイドラインの変更は、医療者用のみではありません。 「患者のための乳がん診療ガイドライン 2023年版 第7版」 金原出版 2460円 患者さんからの65の質問Qに対し、回答Aで構成されているそうです。
今から治療を受ける方、現在治療中で自分の治療に疑問を感じている方、 どのような生活習慣を送るべきか悩んでいる方、一度お読みいただいたらいかがでしょうか。
eiko |