日時 | 2016-04-09 |
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場所 | 大阪府済生会中津病院 南棟 2階講堂 |
テーマ | 『乳がんになってもあなたらしく』 |
講師 | 辻サオリ 神戸大学医学部附属病院 乳がん看護認定看護師 |
第90回大阪QOLの会 講演会の報告と感想
今回の講演は乳がん看護認定看護師の辻サオリ先生によるお話で、 テーマは「乳がんになってもあなたらしく」。 治療によりおこる様々な変化やその対策について 詳しく説明して いただきました。
所々で 取り上げられる先生が実際に接した患者さんの声から飛び 出す 美白ブーム、ブラキャミ、エクステ・・・そんな女性ならで はのことばを聞きながらやはり乳がん患者さんにっとて女性の看 護師さんなどの存在はとても心強いなぁと、改めて気づかされます。
私自身は現在、治療経過3年ほどですが忘れていたり、初めて聞く ようなこともありました。例えば、「放射線治療前に軟膏をつけた まま照射すると線量が増加、皮膚炎の発症、悪化につながる(当時、 私そんなこと意識してたかな?・・・と少し不安に)」 「エアコンの温風が顔に直接当たるとほてりを誘発することも・・・ (これは今後ぜひ気をつけてみたい。)」 そのほかリンパ浮腫のセルフマッサージ方法の説明の中での「忙しい 時は準備運動の『肩廻し+腹式呼吸』だけでもかなり有用」など。
特に、もしも自分がこれから治療をはじめる立場だったら? 今回の内容は主治医や看護師さんへ相談する時などとても役だった ことでしょう。治療法の変化などに伴い内容を更新してまた発表し ていただけたらうれしいです。 そして、気分転換もとても大切だということです。その一つとして 皆さんに患者会も大いに活用していただけたらと思います。皆で情 報を共有し、気持ちを共感してもらい、その上、講演などで新しい ことを知ることができたりといつもありがたく感じてます。 ( 患者ボランティア uenaka ) |