講演会(2019.6.8)報告/第106回『乳房再建 ~美しい乳房を再建するために考えていること~』

投稿日:2019年7月2日 更新日:

日時 2019-06-08
場所 大阪府済生会中津病院 南棟 2階講堂
テーマ 『乳房再建 ~美しい乳房を再建するために考えていること~ 』
講師 大守 誠 先生 (淀川キリスト教病院 形成外科部長)

第106回大阪QOLの会 講演会の報告と感想

今回は大守誠先生(淀川キリスト教病院 形成外科部長)による
乳房再建についてのお話。乳房切除術の変遷にはじまり、
現在の主な乳房再建の術式などを教えて下さいました。

なかでも特に印象に残ったのは、再建にあたり、
整容性を高めるために6つのポイント(大きさ、形、位置、
柔らかさ、対称性、傷跡)に留意されているということ。
そして、それは実際にはどういうことなのか、
スライドを見ながら、6つのポイントに沿って
全切除後の再建から部分的な補正まで、多くの実例を
ひとつひとつ丁寧に説明していただいたことです。

自然で美しい乳房に近づけるため、
患者さん、一人ひとりに合った方法の選択や
様々な工夫がされているということが、すごく伝わってきました。

再建を前向きに考えてる人から、悩んでいる人まで
当日参加された方には、とても参考になったのではないでしょうか。
私自身、数年前「脂肪注入での部分的な再建ってできるのかな〜?」と
モヤモヤしていた時、思い切って形成外科で相談し、スッキリしたのを思い出しました。

余談ですが、
講演の合間に、大守先生ご自身が感銘を受けるという
画家・田中一村(たなかいっそん)とその絵を紹介して下さいました。
奄美大島の自然を描いた絵は、繊細、なのにダイナミック!
とても惹かれるものでした。
展覧会があれば是非行ってみたいです。

患者ボランティア uenaka

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